当時の鳥取市の自転車事情

朝の通勤時間帯、ほとんどの大通りは自転車通勤者は皆無に近かった。
若い男はいず、乗っているのはおじさん。女性の自転車通勤者は大通りでは見なかった。

おばさんの自転車通勤者は対向車から顔を見られるのを嫌がって、小さな道を通っていたらしい。

僕が自転車に乗っていると「珍しい! 珍しい!」と言われたり
「免停かなー」と怪訝そうな顔をされた。

官庁街は駐車場が少ないので、自転車通勤者は多かったが
自転車通勤者が多いのは官庁街近くだけだった。

僕が国道29号線を自転車通勤していたら、一人だけ自転車通勤者とすれ違った。
地元紙日本海新聞に、その人のインタビュー記事が載っていた。
「国道29号線を自転車に乗っていることで有名な○○さん、なぜ自転車に乗るのですか?」

その人はトレーニングウェアーを着てちゃんとしていたから新聞社はインタビューしたのだろう。


僕は普段着で乗っていたから、変人と見られたり異端視されたのだろう。